ドイツのミヒャエル・クラウス駐中国大使は先日メディアのインタビューで、最近の中独関係におけるいくつかの問題に言及し、特に中独両政府が昨年6月に立ち上げを決めたサイバーセキュリティー協議制度について、中国側が対話の誠意を欠くため、これまで会合が行われていないとした。中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は27日の定例記者会見で、大使の発言は白黒を逆さまにするものだとした。
華報道官は「大使は本来接受国を尊重し、両国の理解・親善・協力促進の使者及び懸け橋となるべきだ。だが率直に言って、この大使とその言行は建設的でなく、非常に誤ってすらいる。彼の考えは事実と合致せず、白黒を逆さまにしてさえいる」と指摘。
「中国側はサイバーセキュリティー分野でドイツ側と交流・協力を実施することに一貫してオープンな姿勢だ。双方は今年6月の第1回ハイレベル安全保障対話制度の枠組みで、すでにサイバーセキュリティー問題について踏み込んだ交流と意思疎通を行った。中国側は中国で開催する協議にドイツ側を繰り返し招待したが、ドイツ側は遅々として派遣しなかったうえ、今では反対に誠意を欠くと中国側を非難している。これは全く筋が通らない。彼は大使としてこれらの状況を非常によく知っているはずだ。在中国ドイツ大使館と関係者が非専門的で無責任な話をせず、中独関係の発展と双方の互恵協力の促進に寄与することをするよう望む」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年12月28日
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