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シェア自転車は中国が世界に向けて生み出した気候変化に対応する「武器」

人民網日本語版 2017年12月28日10:43

シェア自転車は現在、世界中でますます受けいられてきている。12月初旬、中国のシェア自転車企業・摩拝単車(モバイク)の創業者でCEOの胡氏はケニアの首都ナイロビを訪れ、国連環境計画から国連で最高の環境賞「地球大賞」における「ビジネス界卓越見識賞」を授与された。同賞が2004年に設立して以来、初めて中国企業に授与された。中国新聞社が伝えた。

胡氏はインタビューに対し、「モバイクがやっていることは単なるビジネスではなく、大変大きな社会的価値がある。シェア自転車は我々が生活している都市やライフスタイル、そして人間が生きていく上で切り離すことができない地球とも密接な関係にある」と語り、モバイクを代表とするシェア自転車が人や都市、世界を変えており、平和を象徴するシンボルとしてだけでなく、中国が世界に向けて生み出した、気候変化に対応する「武器」でもあるとの見方を示した。

また胡氏によると、モバイク自転車が運営を開始してからの20ヶ月で、すでに世界12ヶ国200都市以上で1日あたり平均延べ3000万人にサービスを提供しており、全世界のモバイクユーザーの累計走行距離数は182億キロメートルを超え、124万台の自動車の1年間の二酸化炭素排出量に相当する440万トンの二酸化炭素排出量を削減していることを明らかにした。

中国のシェア自転車が全世界をリードしている原因について、胡氏はシェア自転車はまさに中国のシェアリングエコノミーの急速な発展の縮図そのものであり、またシェアリングエコノミーの発展は発達したモバイルインターネット業界と切り離すことはできないとしている。これは国がイノベーションや起業を奨励する環境と政府が打ち出す優れた制度による体制、経済の新業態への「柔軟で慎重な」モニタリングによるものだとしている。

同時に、シェア自転車の急速な発展はリアルなニーズから生まれており、「最後の1キロ」問題、空気汚染の減少、交通渋滞の緩和といったニーズを解消し、外出の環境に及ぼすバランスをとることを実現した。

中国経済のモデルチェンジの過程において、モバイクを代表とする新しい経済が中国の産業発展、経済発展を促進している。スマート製造やモノのインターネット、ビッグデータ産業などの発展を推進するのと同時に、伝統産業の変革を進め、新興産業と伝統産業の融合を促進している。

胡氏によると、世界経済は今まさに深層部分において変化が生じており、中国が徐々に世界で最も規模の大きいイノベーション国家に成長していくと考えられており、中国企業が、世界経済という舞台において重要な役割を果たしている。胡氏は、「これはモバイクの成果だけではなく、中国の科学技術におけるイノベーション及びスマート製造の『輸出』の成果でもある。同時に、これも中国企業が国際規則を定める過程に参与するための重要な一歩である」とした。

そして胡氏は、「過去1年間でシェア自転車はすでにさまざまな外出方法と結び付く交通インフラの一つになった。『シェア自転車+公共交通』をトレンドとする新しい外出の時代がすでに到来している」とした。(編集HQ)

「人民網日本語版」2017年12月28日

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