年に1度開催される世界最大の家電見本市「2018年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」が、米国時間の9日にスタートした。開幕前日には大手ブランドメーカーが発表会を開いて新製品を発表した。ソニーは発表会で、テレビの新製品を発表しただけでなく、子どもの「おもちゃ」になる家庭用ペットロボット「AIBO」も発表した。AIBOは歴代の子犬のデザインを引き継ぎ、非常に可愛らしく、子どもの成長過程でのよきスマートパートナーになるとみられる。平井一夫社長は、「AIBOの復活はソニーが人工知能(AI)分野に前進するための第一歩に過ぎない。これからもっと大きな驚きと喜びを提供する」と述べた。
LGは18年、目下大人気のAI分野に重心を置くとともに、生活家電のバージョンアップを重視するとの方針を明らかにした。発表会の見所は新しいスマートロボットブランドの「CLOi」で、サービス産業が主なターゲットだという。「CLOi」ロボットは第1弾として3機種が打ち出され、運搬作業用ロボット、ショッピングカートロボットと、空港での誘導・清掃ロボットとの位置づけだ。
このロボット3機種はすでに韓国の仁川空港に配置されており、平昌冬季五輪が始まると、平昌からソウルを経由する旅客数千人を連日出迎える予定だ。また園芸、金融、家庭などの分野にも投入されてテストを行うとしている。ただアマゾンやグーグルなどのトップ企業と比較すると、LGのAI製品は十分に成熟しているとはいえず、今後の発展を見守る必要がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年1月11日
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