質の高い発展が効果的で確実な推進見せる
中国中央テレビ局(CCTV)の特約評論家・楊禹氏は、「現在、総量という観点を超えて中国経済を観察するようになっている。総量の拡大の有無だけでなく、質の高い発展が効果的で確実に推進されているかという点をより重視している」と述べている。
例えば、都市部・農村部の住民の収入が過去1年の間に実質7.3%増加した。つまり、ここ数年連続で、住民の収入増加が全体的な経済成長と基本的に足並みを揃えているということだ。
都市部の住民の収入は昨年6.5%増で、農村部の住民の収入は7.3%増と、7年連続で農村の住民の収入の増加ペースが都市部を上回った。つまり、都市部と農村部の住民の収入の差が一層縮まっていることを示している。中国が、発展する上でバランスが取れていないという課題の解決に取り組んでいることの成果が表れている。
中国は経済のモデル転換とアップグレードに取り組んでおり、そのカギを握るのがイノベーションと改革だ。
これは中国がここ数年、供給側の構造改革を徹底して推進する中で、その取り組みの多くが自然と国民経済におけるデータに反映されてきている。例えば、昨年、中国全国の工業の付加価値は6.6%増で、うち、ハイテク産業、装置製造業、工業分野の戦略性新興産業などの付加価値が、6.6%よりもそれぞれ4-6ポイント上回った。これはイノベーションがもたらす変化で、供給側の構造性改革が推進されていることが、新エネルギーという分野の経済データに具体的に反映されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月19日
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