しかし、そのような女性の心を掴むのは決して容易なことではない。この点について、92年生まれの胡辛束さんは「専門家」と言えるだろう。15年にSNSの公式アカウントを開設した彼女は毎日午後10時22分に、「乙女心」に満ちた文章を投稿する。「乙女心」をうまく表現したその投稿は、特徴がはっきりとしている、コアなフォロワーを集めている。それらフォロワーは、16-25歳の一、二線都市で生活する女性で、中には大学生、または、大学を卒業して2-3年しかたっていない働き始めの若い女性もいる。「そのような女性は昼間はとても明るく振る舞っているかもしれないが、夜になると、憂鬱な気分に悩まされている」。それらの女性の心をうまく掴んだ胡さんのアカウントには、広告を掲載してほしいという企業が殺到しているという。
「人によって、『乙女心』に対する理解は違う。日本人は、ロリータやお姫様を連想するかもしれないが、中国人は内向的で、かわいいものと出会った瞬間に初めて『乙女心』が現れる。また、男性の多くにも『乙女心』がある」と胡さん。
Paper Studioの責任者によると、「恋与制作人」を製作した目的は、女性の恋愛に対するニーズを満たすためでは決してなく、他人からの関心を集めたいという人としての最も基本的な欲求を満たすためだという。「現代の女性は、世間の厳しさを経験しても、あまくロマンチックな夢を求める『乙女心』を忘れてはいないから」。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月9日
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