最近海外進出したネットドラマを見ると、いくつかの共通点があることが分かる。まず、テーマが似ている点だ。「白夜追凶」、「反黒」、「無証之罪」はどれもギャングもので、ミステリー要素が盛り込まれている。それらのドラマの製作チームは、企画の時点で米国ドラマのストーリー展開や映像スタイルなどの製作スタイルを参考にした。
次に、ストーリーの展開が早い点だ。中国ドラマのほとんどは50-60話あり、中にはもっと長い作品もある。それに対して、ネットドラマは短く、「白夜追凶」、「反黒」はそれぞれ32話と30話、「無証之罪」に限ってはわずか12話だ。1つの事件を「白夜追凶」は平均4話で、「反黒」は平均2話で扱っている。上記のネットドラマは基本的に一定の背景をもとにストーリーが展開され、複雑な人物関係も、中国ならではの要素が原因となるカルチャーショックもない。そのため、そのようなテーマのネットドラマは世界中の人に受け入れられるというメリットがある。
最後に、制作のクオリティが高い点だ。上記3作は、イケメン俳優や高額の出演料が必要な大物俳優などは出演しておらず、合理的な製作スタイルを採用することで十分な製作費用を確保している。これが、クオリティの高いネットドラマを製作するための条件を整えている。例えば、「無証之罪」は、エグゼクティブ・プロデューサーとして映画人の韓三平氏や映画製作チームを招へいし、大スクリーンの構図基準を採用して撮影を行った。
Netflixで、中国のネットドラマ数作が配信されるようになったことは、中国のネット視聴業界で大きな話題となっている。それは、米国メディアが中国のネット上の作品、特にネットドラマを高く評価しているということで、中国文化の国際的地位が向上し続けていることの表れでもある。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月26日
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