オリンピック公園内の5G-ICT展示ブースは毎日、多くの観客を集めた。展示館の開館時間前にすでに入口には長い行列ができているほど。ここで観客は新しい競技の楽しみ方を体験することができる。インタラクティブ動画システムを利用し、観客は異なる角度から一つの試合を観戦することができる。そこで放映される試合は、会場とリアルタイムで進行しており、別のディスプレイには、すべてのスキー場のカメラの位置と、各選手の情報が表示されている。好きな選手をクリックすれば、現在競技中の場所と試合会場のリアルタイムな状況を調べることができるため、観客は好きな選手を常に追跡することができる。
「五輪のハイテク」を体験できたのは、会場にいた記者と観客だけではない。テレビで中継を見守っていたすべての観客も科学技術がもたらす変化を感じることができたことだろう。フィギュアスケートは今回の冬季五輪で、新技術を採用した。競技場の観客席の4方向にカメラ100台が設置され、人々は360度の異なる角度から同じ光景を見守ることができた。これは「冬季五輪の花」と呼ばれるフィギュアスケートの優雅な美しさを最大限に映し出すことを目的としていた。
クロスカントリースキーの会場でも初となる新技術が採用された。それは競技場各所に設置されたカメラと選手のGPSデバイスを利用することで、観客は専用のタブレットPCで選手の位置から順位、国籍といった主要情報をリアルタイムで確認できるというものだ。こうした新しい技術は五輪の発展の流れを変え、さらに観客に新たな体験をもたらし、人々の五輪に対する新たな「視界」を開いた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月28日
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