中国経済において「ダークホース」的存在である、宅配業の2017年の売上高が約5000億元(約8兆5000億円)に達し、取り扱い量が米国、日本、欧州などのエコノミーを抑えて4年連続で世界一で、世界の宅配取り扱い件数に対する寄与率は50%以上となっている。中国国家郵政局の馬軍勝局長が、国務院が27日に開催した政策に関する定例記者会見で明らかにした。中国新聞社が報じた。
中国では宅配業が急成長を見せている。14年、その取り扱い件数は100億件を突破し、15年には200億件、17年には400億件を突破した。馬局長によると、「中国の宅配業は、主にネット通販の発展に追随している。400億件のうち68%がネット通販の荷物」だ。ただ、今後の宅配業は製造業や農業などの発展に追随すると予測されている。
中国の上場している宅配企業7社の売上高は合わせて300億元(約5100億円)に達している。中国全国にスマート化されたベース店が100ヶ所以上あり、20万ヶ所にスマート宅配ボックスがある。また、無人倉庫やドローン、自動運転車などの研究開発、応用も加速しており、新エネルギー輸送車の保有台数は7000台以上となっている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月1日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn