片付け代行業者はその名の通り、顧客とのしっかりしたコミュニケーションを通じて、その家の中の整理整頓や収納方法をアドバイスし、代行してくれるスペシャリスト。現在、世界各地でも数多くの片付け代行業者が活躍しており、中国では新興産業として北京や上海、広州、深センなどの一線都市で多く見られる。各都市の片付け代行業者市場の発展の度合いは異なるものの、その潜在的なニーズは非常に大きい。
業界関係者によると、日本で流行している片付け代行業者は北京や上海といった中国の一線都市においてその料金が1時間につき800-1000元(1元は約16.7円)で、ミドル・ハイエンドレベルの顧客がその中心となっている。
ある片付け代行業者は、「現在、片付け代行は『服を畳む』だけではない。多くの顧客が新しい家の内装の段階で、業者に自分のクローゼットのデザインとその後の整理を依頼している。クローゼットのデザインが合理的でない家庭が多く、後からそのデザインを変えるよりも内装の段階で先にデザインしておいた方がいい。以前、北京で40万元の仕事を引き受けたことがある。クローゼットスペースの広さが250平方メートルで、10人の業者が20~30日間もかけて片付けた」と語った。
多くのメディアが、片付け代行業者の月収が1万元を超えていると報道している。これについて、前出の片付け代行業者は、「現在では月収は1万元にとどまらない。この業種はとても将来性がある。現在、人々の生活の質に対する要求がますます高まっている。クローゼットの整理に対するニーズも高い一方で、専門業者の数は少なく、広州では数十人ほど。通常料金はクローゼットの幅に応じて見積もる。ハイレベルの片付け代行スペシャリストの場合、1メートルにつき990元で、幅5メートル以上のクローゼットの業務を優先的に引き受けており、1回分の料金は通常5000元以上で、1ヶ月で平均5回以上仕事を引き受ければ、月収は少なくとも2-3万元に上る計算になる」と説明した。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年3月16日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn