顧客のキッチンをきれいに整理整頓した片付けサービスのスタッフ(写真左側)。
散らかった部屋を見ると戸惑い、どうやって片付ければいいか分からなくなる。どれも必要があるもののように思えて、思い切って捨てることができない。多くの人はこのような悩みを抱えていることだろう。近年、日本ではプロの片付けサービスが登場し、部屋の片付けを手伝ってくれたり、物が少ないシンプルな生活環境づくりを提案してくれている。生命時報が伝えた。
以前は、日本と中国の状況は似ており、家の中が汚くなると、ハウスクリーニングを呼んで掃除してもらうが、しばらくすると、家の中はまた散らかってしまうことの繰り返しだった。2005年頃、日本人女性の近藤麻理恵さんと彼女の提唱する「部屋の整理整頓術」が人気となり、多くの人が収納術を学び、部屋を明るくきれいにすることができるようになった。次第にさまざまな整理整頓関連の書籍が一般の人々に広まっていくようになり、片付けのプロなどが講座を開設したりして、一時期は「スター」のような存在になった。
現在、片付けは一つの独特な技術となり、従来の意味でのハウスクリーニングサービスから脱却し、日本におけるハイレベルなサービスの1つとなった。東京では片付けサービスは半日以内で業務が完了し、料金はおよそ1万5千円。まず、顧客が片付けサービス会社に自分の片付けに関する悩みを伝え、スタッフが顧客と面談し、顧客の要望をきちんと理解した上で、カスタマイズされた片付けプランを作成する。その後、スタッフが顧客と実施日時を決め、顧客の家の整理整頓を行う。一般的なハウスクリーニングサービスとは異なり、片付けサービスのスタッフは部屋の整理整頓を行いながら、顧客に片付けのノウハウを教えてくれる。
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