◆自動運転は本当に無人化するのか?
路上テストが可能な自動運転車においては現在まだ本当の意味での無人化は実現できない点は注目に値する。
上海市嘉定区にある国家スマートネット接続車(上海)試行・模範区科学普及体験区で実施された初の開放的な道路でのテストにおいて、自動運転車の操縦席には「ベテランドライバー」が座り、自動運転の状況を観測していた。上汽集団によると、これらのドライバーは高い技術を備え、冷静であるばかりか、専門的な研修を受けているため、万が一危険が生じた場合も直ちにコントロールし安全を保障できる。李氏も、「開放的な道路で本当の意味での無人運転を実現するための技術は世界的に見てもまだ成熟しておらず、さらに数年を必要とすることになるだろう」と話した。
業界内の専門家は、「ネット化、スマート化、デジタル化は、自動車発展の必然的な流れだ。無人運転やスマートカー、マンマシンインターフェースが登場すれば、自動車は第2の事務所や家になるだろう」と予想している。
高級エンジニアで桑徳集団有限公司会長の文一波氏は、「未来の自動車は自動運転されるほか、大型スマホやPC、テレビ、充電器になる。そして仕事のできる秘書であり、移動する部屋でもある全能の自動車ロボットのようなものだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年3月16日
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