開催中の全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)で、自動運転技術がホットな話題になっている。自動運転車はどのような外観をしているのだろうか。自動運転はいつ実現されるのだろうか。完全に無人化されるのだろうか。自動運転は人間の両手を解放するだけでなく、ほかにもどんな変化をもたらすのだろうか。新華社が伝えた。
◆自動運転の2018年におけるスケジュール
【自動運転車が開放された道路へ】
上汽集団と蔚来汽車はこのほど中国で第1陣となる自動運転車用開放道路テストナンバープレートを取得した。閉鎖された道路と比べ、開放された道路は自然かつリアルな交通環境に近い。自動運転車はさらに不確定の人や車の流れといった多くの試練に直面することとなる。
全人代代表で上海汽車集団股フン有限公司(フンはにんべんに分)の陳虹会長は、「当社はこれまで閉鎖された道路で自動運転5万キロ走行の実績を持つ。今年はさらに、渋滞や駐車問題、交通安全などに的を絞ったスマート運転量産化製品を打ち出す」と表明した。
【百度の自動運転小型バス、量産化を実現へ】
全国政治協商会議委員、百度CEOの李彦宏氏は、「当社は今年の7、8月に金龍客車と開発する自動運転小型バスの量産化を実現する。このバスにはハンドルや操縦席といった操作を行うためのモノが存在せず、閉鎖された道路の特定のシーンでのみ使用できる。年末から来年にかけて、当社は北京と上海を結ぶ高速道路で、技術的に自動運転を実現したい」と述べた。
【全国各都市で自動運転を計画中】
自動運転技術は交通運輸の発展に豊かな将来性をもたらしている。記者の調べによると、中国の自動運転技術マニュアルが現在策定中だ。上海市のほか、全国各都市・地域が自動運転を都市建設計画に盛り込んでいる。北京市は自動運転車の「実技試験細則」を発表し、雄安新区は自動運転車のテストを試み、深セン市は自動運転路線バスの開放的な道路での試験運行を行っている。合肥市はハイテク区で自動運転路線バスの試験を行う予定だ。浙江省の「スーパー道路」と呼ばれる杭紹甬高速道路では将来的に、車両・道路協力型の自動運転を全面的にサポートする予定だ。
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