赤信号で横断歩道を渡ると、その一部始終の映像が交差点に設置された大型スクリーンにリアルタイムで映し出されるシステムが導入され、大きな話題となった北京郊外の通州区。このほど、赤信号で横断歩道を渡る人がいると、スピーカーから「信号無視です、戻ってください!」という警告メッセージが大きな音で流れる、スマート横断歩道のようなシステムが導入された。北京晨報が報じた。
その交差点の東西南北の隅にはスタンドタイプのライトが設置されており、青信号の時はライトが点滅し、「今は青です。速やかに渡ってください」という音声メッセージが流れる。そして、信号が赤に変わると、「今は赤です。道路を渡らないでください」という音声メッセージが流れる。
一般的な横断歩道と違い、スマート横断歩道の場合、手前の一時停止線もカラーライトになっており、信号が赤のときにその線を誰かが踏むと、「信号無視です、戻ってください!」という警告メッセージが大きな音で流れる。
夕方の混雑する時間帯にその交差点に行ってみると、数十分の間に、信号を守っている人のほかに、赤信号で渡ろうとして大きな警告メッセージが流れ、恥ずかしそうに笑いながら一時停止線手前まで戻ってくる人も多くいた。
同システムが導入されたのは中国全土でこの交差点が初めて。公安部がPR・推奨するハイテク製品だ。現在、同システムは試験的に設置されており、今後は通州区の他の交差点にも設置される計画だという。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年5月3日
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