北京通州区に登場した「信号無視行為キャッチスクリーン」(写真は通州区宣伝部提供)。 |
このほど、北京通州区に「信号無視行為キャッチスクリーン」が登場した。歩行者が信号を無視して横断歩道を渡ろうすると、直ちに目の前の大型スクリーンにその様子が映しだされるだけでなく、音声による警告メッセージが流れることになる。現在、この設備はテスト運用段階にあり、近く同区でその普及が進められるとみられている。中国新聞網が伝えた。
この「信号無視行為キャッチスクリーン」は同区京津公路の貴友ビルに面した十字路に設置されている。この一帯はビジネスエリアということもあり、その交通量は多く、信号無視した歩行者による交通事故もしばしば発生している。この設備は大型スクリーンと監視カメラ、スピーカー2組からなる。監視カメラは横断歩道を捉えるように設置されており、赤信号にも関わらず、歩行者が横断しようとすると、直ちに道路両側の信号上部に取り付けられたスピーカーから「信号を無視しています。ただちに信号待ちエリア内まで戻ってください」の警告メッセージが流れるのと同時に、大型スクリーンにその様子がリアルタイムで映し出され、信号無視に警告を与え、こうした行為を抑止するのに役立つ。
十字路の北側で交通警察に遮られて、顔を上げたところ、自分が信号無視する様子が十字路南側の大型スクリーンに映し出されているのを目にした市民の李さんは、「ひどく恥ずかしい。もう二度と信号無視はしない」とした。
北京市通州交通支隊科信科の交通警察官・趙立さんによると、このスマートシステムは信号機と動画撮影、保存、スクリーン表示といった科学技術設備を集積しており、繰り返し警告メッセージを流すことができるだけでなく、歩行者が信号無視をする様子を動画と写真でとらえて記録保存し、リアルタイムで大型スクリーンに映し出すことを可能にしているという。(編集TG)
「人民網日本語版」2018年4月25日
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