中国国際航空が6ヶ月間、運航を停止していた北京と朝鮮・平壌を結ぶ路線を今月6日から再開することが5日の取材で明らかとなり、これをうけ、北京首都国際空港と平壤国際空港を往復する便が週3便運航が再開される。北京日報が報じた。
中国国際航空は昨年11月21日から、北京と平壤を結ぶ路線を停止していた。中国国際航空は当時、「チケット購入状況が芳しくなく、同路線を一時停止する」と説明していた。今回運航を再開したことについて、中国国際航空の職員は、「市場行為であって、政治の情勢とは関係ない」と説明している。旅行サイト・携程網の国際航空チケットに関する情報を見ると、中国国際航空が運航を再開した平壤と結ぶ路線で使用される旅客機の種類や便名などは以前と同じで、月・水・金曜日の週3回運航される。飛行時間は片道1時間55分で、料金は約2440元(約4万2000円)となっている。
朝鮮が現在、定期運航している国際線は、平壤-北京、平壤-瀋陽(中国)、平壤-ウラジオストク(ロシア)の3路線だけだ。朝鮮はこれまでに、クウェートやマレーシア、ドイツなどの空港と結ぶ国際線計10路線を運営したこともあるが、各国との関係が冷え込むなどしたことが原因で停止となった。
北京と平壤を結ぶ路線が再開したほか、中国国際航空は、北京-ハノイ(ベトナム)、成都-ロンドン(英国)、北京-海拉爾-イルクーツク(ロシア)などの国際線を新たに開設し、「一帯一路」(the Belt and Road)関連の路線強化に取り組む。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年6月6日
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