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世界に協力・ウィンウィンの見本を示す中独

人民網日本語版 2018年05月25日15:23

ドイツのメルケル首相が24日、11回目の訪中を行った。世界第2のエコノミーと第4のエコノミーの再度の握手に全世界の視線が集まった。(人民日報「鐘声」国際論評)

「世界の自由貿易の推進、保護主義との闘い、気候変動対策、多国間活動規則の策定において、独中両政府は基本的に立場が一致している。また、両国間で意見が一致する分野はこれらにとどまらない」とドイツのメディアは指摘する。

これが現在の緊密な中独協力の真実の姿だ。特に2014年に包括的・戦略的パートナーシップを構築して以来、両国関係は目覚ましい発展を遂げ、協力の幅と深さは空前の水準に達した。まさに習近平国家主席がメルケル首相との会談時に強調したように、中独両国は協力・ウィンウィンの模範者、中国EU関係の先導者、新型の国際関係の推進者、イデオロギーの違いを超えた協力者である必要がある。国交樹立後の46年、中独協力は実り多く、国際社会の模範といえる。

訪中を前にメルケル首相は「中国との緊密な協力」をテーマにビデオ談話を発表し、訪中への期待を表明。これまで訪中の度に中国の省・市を訪問し、中国の発展の活力と幅の広さを感じてきたことを特に強調した。そして今回訪問することになる深セン市はそんな中国とドイツの協力の証ともいえる都市となっている。

1978年にわずか16億8000万ドルだった中独貿易額は、今や1681億ドルにまで増えている。これは改革開放初期の100倍だ。中国にとってドイツはEU最大の貿易相手国であり、対EU貿易全体の3割近くを占める。ドイツにとって中国はすでに2年続けて世界最大の貿易相手国となっている。深センは在中ドイツ企業に最も人気の都市の1つでもあり、多くのドイツ企業が根を下ろし、中国のイノベーション企業と連携し、多くの場で戦略的連携・協力を実現している。

改革開放後の40年、多くのドイツ企業が中国企業と共に発展し、発展途上の大国の成長の奇跡を目撃してきたといえる。そして「一帯一路」建設の推進、及び一層の改革深化・開放拡大に伴い、急速に発展する中国は、両国の協力・ウィンウィンに一層の機会をもたらす。

中独両国のウィンウィンの経験は、開かれた自由貿易の維持、多国間主義制度の提唱が、現代のグローバル・ガバナンスにとって重要な意義を持つことを物語ってもいる。とりわけ経済グローバル化が逆流に遭い、保護主義が台頭する中、中独両国はなおさらに責任感を示し、多国間の枠組でグローバル・ガバナンスを推進し、国際秩序と経済ガバナンス体制を共同で維持・整備する。中国は欧州統合プロセスを断固として支持し、EU側と共に明確で予測可能かつ自信を強めるメッセージを国際社会により多く発信し、国際情勢の安定した、各国にプラスの方向への発展を後押しもする。

中独両国の協力・ウィンウィンの分野とチャンスは、溝と摩擦を遥かに上回る。両国は対戦相手ではなくパートナーであり、平等と相互尊重を堅持し、互いの核心的利益と重大な懸念を理解し、これに配慮し、協力に焦点を合わせ続け、溝を適切に管理・コントロール・処理しさえすれば、中独関係は長期安定的に発展する。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年5月25日

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