中国ジャイアントパンダ保護研究センターが29日に発表した情報によると、野外繁殖プロジェクトのパンダ「草草(ツァオツァオ)」がこのほど、臥龍核桃坪野生化訓練基地で双子の赤ちゃんを無事出産した。パンダ野外繁殖プロジェクトが始まってから、双子の赤ちゃんが生まれるのはこれが初。中国新聞社が伝えた。
草草は同センターが2002年に野外で救助したメスのパンダで、現在16歳。草草はこれまで5回出産し7頭を産んでいるが、うち2回は双子の出産だった。
施設内飼育パンダの遺伝の多様性を広げ、群れの活力を高めるため、同センターは2016年末から、これらのパンダの野外繁殖研究活動を開始した。専門家の論証を経て、野外から救助され野生化訓練を何度も経験している草草が、施設内飼育パンダの野外繁殖の実験台に選ばれた。繁殖地は臥龍「五一棚」エリア。
同センター常務副主任の張和民氏は、「施設内飼育パンダの野外繁殖試験の展開は、パンダの遺伝子と遺伝能力の向上に対して決定的な効果を発揮し、群れの活力を取り戻すことができる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年7月30日
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