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気象衛星「風雲2号H星」が一帯一路沿線諸国にサービスを提供

人民網日本語版 2018年08月08日14:43

国家衛星気象センターはこのほど、気象衛星「風雲2号H星」が先月28日時点ですでに無事東経79度に到達し、観測した高品質大気画像を伝送したと発表した。同衛星は今後、軌道上で2ヶ月間にわたり観測を進めていく。人民日報海外版が伝えた。

同衛星は今年6月5日に打ち上げられ、その観測範囲は西は中央アフリカ、東はオセアニアに跨がり、24時間連続で「一帯一路」(the Belt and Road)沿線諸国に専属サービスを提供し、気象予報から防災・減災・災害救助などに必要なデータを提供する。一帯一路沿線諸国は気象資料が乏しく自然災害が深刻なため、世界気象機関及びアジア太平洋宇宙協力機構は中国に対して、同衛星の位置を西側に移すことで、風雲シリーズ静止軌道衛星の観測範囲を拡大するよう求めた。国防科技工業局と中国気象局はその後、アジア太平洋宇宙協力機構と風雲気象衛星応用協力意向書に署名し、その位置を西に7.5度移すことを決定した。

国家衛星気象センターの魏彩英副主任によると、今年9月に上海協力機構加盟国の利用者のニーズと風雲2号のマッチングを行う計画だという。気象部門は風雲衛星のデータ商品や資料入手方法などに関する各国の需要を理解し、需要に基づきサービスプランを計画する。風雲データサービスネットワークや北京世界気象機関ホームページ、中国気象局衛星放送システムなどを通じ、これらの国と地域により便利で効果的な衛星リモートセンシングデータ商品を提供していく。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年8月8日

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