王毅国務委員兼外交部長(外相)は4日、シンガポールで第8回東アジアサミット(EAS)外相会議に出席した。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
王部長は「EASは『首脳先導の戦略フォーラム』として、これまで地域の平和・安定・発展に積極的な貢献をしてきた」と指摘。EASの将来の発展に対して、堅持すべき原則として以下を挙げた。
(1)東アジア中心。東アジアはすでにASEAN中心の協力枠組を形成した。EASはその重要な構成部分だ。相互尊重、協議による一致、開放・包摂の精神を堅持し、制度発展の方向性を把握し、引き続きアジア太平洋と東アジアに焦点を合わせ、地域協力におけるASEANの中心的地位を守り、地域のことを共に仕上げ、協力が方向性からそれるのを防ぐ必要がある。
(2)経済・社会発展と政治・安全保障協力の均衡。発展は域内諸国にとって最も普遍的で重要な関心であり、地域協力の最も力強い原動力でもある。政治・安保協力は発展のために平和で安定した環境を提供することに着眼し、地域の実情に合い、各国の必要性を満たす地域安保枠組を築くべきだ。
(3)戦略的な意思疎通と実務協力の統合的計画。関心を共有するグローバルな問題、地域的問題について戦略的な意思疎通を行うと同時に、重点分野の協力を着実に推し進め、EASの発展を強固に支える必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月6日
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