中国が大学学歴・学位統一電子認証システムを導入

中国教育部（省）弁公庁はこのほど、「大学生・大学院生の学籍・学歴情報管理システムおよび学位情報管理システム関連データベースに記録されている全ての学籍・学位について、オンライン検索と電子認証を統一的に実施する」とした通知を発表した。このうち、国内大学の学歴情報は、「中国高等教育学生信息網」で検索・電子認証ができる。国内の学位情報は、「中国学位・研究生（大学院生）教育信息網」中国学位認証システムで検索・電子認証が可能になる。電子登録制度実施前の国内高等教育学歴・学位、つまり、2002年以前の卒業者の学歴情報と2008年9月以前に授与された学位情報については、従来通り、担当者の検証作業を通じて書面による認証が行われる。人民日報が報じた。

中国では、今年7月1日から、国内高等教育学歴・学位認証手数料を全面的に撤廃し、オンライン検索による電子認証サービスを大々的に普及させている。今回、教育部はこれを更に推し進める形で、地方各級政府の教育行政部門、大学およびその他の学歴・学位授与機関に対し、学歴・学位の検証と担当する専門部門または専門係員を配置するよう求めた。各大学およびその他の学歴・学位授与機関は、全国大学学生情報コンサルティング・就業指導センター、教育部学位・大学院生教育発展センターから学歴・学位調査結果文書を受領した後、原則として10営業日以内に返答しなければならない。（編集KM）

「人民網日本語版」2018年8月17日