北京市にある首都博物館の特別展「都市と暮らし――18世紀の東京と北京」が14日に開幕した。18世紀の北京と東京を背景とし、両国の都市博物館に収蔵されている貴重な文化財を通じ、さまざまな視点から両都市の構造・暮らし・文化を多元的に示す。同特別展では清朝前期に繁栄を極めた北京、幕府時代に賑やかだった江戸の雰囲気を味わうことができる。国際在線が伝えた。
同特別展は中日両国の都市博物館である東京都江戸東京博物館と北京首都博物館の共同企画。同特別展は2017年に東京で先に開幕し、2018年8月14日に北京に移った。東京都江戸東京博物館の藤森照信館長によると、昨年の東京での展示では、首都博物館の展示品が3分の2を占めていた。今回は展示品181点(組)のうち、日本側が3分の2以上の112点(組)を占める。藤森館長は、「18世紀の東京は江戸と呼ばれていた。1603年から1868年の江戸時代は長い天下泰平の時代で、江戸はそのため18世紀前半に初の人口100万人を突破した大都市になった。北京は清朝の首都で、18世紀に繁栄を極めた。今回の特別展では、東京都江戸東京博物館の収蔵品を初めて中国で展示した。私たちは本館の収蔵品から112点を厳選。その内容は豊富で、浮世絵、活版印刷、生活・民俗資料、工芸品などが含まれる。18世紀の都市と住民の暮らしぶりを示している」とした。
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