重慶市九竜坡区楊家坪工商所の職員ハンドブックには1匹のネコが職員として記載されている。ネコの名は「黄ちゃん」。ネズミ退治における傑出した能力により、工商所の人気者になっているだけでなく、さらには「日常業務」において人々の「仲裁役」という仕事も担っている。成都晩報が伝えた。
同工商所の関係者によると、職員たちは工商所に連れてこられた黄ちゃんにワクチンを打っただけでなく、基本的なしつけも行ったところ、穏やかな性格の黄ちゃんはたちまち人々に慣れていったという。工商所では毎日のように仲裁が必要な案件が数多く持ち込まれる。責任感の強い黄ちゃんは「本業」のネズミ退治を終えると、自ら進んで仲裁役を引き受けるようになった。仲裁にやって来た人がイライラしたり、言い争いになりそうになると、黄ちゃんはスッとその人たちの足元に体を寄せ、まるで「喧嘩しないで。落ち着いて」と言わんばかりに、なだめにかかる。黄ちゃんというこの可愛らしい仲裁役のおかげで、仲裁にやって来た人も落ち着きを取り戻し、話し合いを進めることができるのだという。黄ちゃんは仲裁役としては勤務態度も素晴らしく、非常に真面目なため、人々から親しみを込めて「みんなの小さな仲裁役」と呼ばれている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月20日
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