中国側が先日、南沙(英語名スプラトリー)諸島に専門の海洋救助船を派遣したことについて、外交部(外務省)の耿爽報道官は30日の定例記者会見で「南中国海の最大の沿岸国である中国は自らの義務と約束を実際の行動によって実行している。地域の他の国々も連携して海上捜索・救助協力を推し進め、各国の人々に幸福をもたらしてもらいたい」と表明した。
【記者】報道によると、中国交通運輸部(交通運輸省)南中国海救助局の「南中国海救115」がすでに南沙諸島に進駐した。同船は困難に直面した船舶を救助するほか、様々な海洋救援活動を行う。これについてさらなる説明をいただけるか。
【耿報道官】先日中国側は専門の海洋救助船「南中国海救115」を南沙諸島での待機任務に派遣した。同船は現時点で中国最先端の捜索・救難船の1つであり、捜索・救難、医療救急、緊急牽引、海上消防、流出油除去、ハッチ締めと流出入止め、潜水救援など様々な専門設備を備え、高い海況適応能力、迅速な緊急措置といった特徴を持つ。
まさに中国側が繰り返し強調しているように、南沙諸島における中国側の建設の立脚点と出発点は、駐留人員の生活条件を改善し、海からの安全保障上の脅威に対処することだけでなく、民事機能の整備を強化し、積極的にこの地域のために民事・国際公益サービスを提供することにもある。
南中国海の最大の沿岸国である中国は自らの義務と約束を実際の行動によって実行している。地域の他の国々も連携して海上捜索・救助協力を推し進め、各国の人々に幸福をもたらしてもらいたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月31日
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