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人民網日本語版>>経済

中国モバイル決済技術の「海外進出物語」 (2)

人民網日本語版 2018年09月04日10:50

国によってシーンは異なり、現地化電子ウォレットの特徴も異なる。

フィリピンでは銀行に口座をもたない人が66%に上り、信用情報の記録がない人も90%に上る。現金利用が一般的で、銀行システムも十分には発達していない。振り込みや送金は全国に1万2ヶ所あるチャージ・振り込みスポットで行われる。アントはこのシーンから切り込むこととし、現地最大のデジタル金融企業Myntと提携し、現地で最大の電子ウォレットGCASHを打ち出し、オンラインでコード読み取りと決済ができるようにし、携帯電話でのチャージ、振替・各種料金支払い、オンライン・オフラインのショッピング、映画のチケット予約などもに対応するようにした。提携スタートからの8ヶ月間に、電子ウォレットのリスク対策システムが徐々に構築され、利用者は800万人を超えて当初の3倍になり、取引量も2倍になった。

マレーシアでは、アントは現地トップの決済サービス企業Touch N Go(タッチアンドゴー)と提携し、最も頻繁に利用される交通シーンから着手した。これ以前には、タッチアンドゴーはマレーシアの人々にプリペイドカードによる高速道路の料金支払所、駐車場、公共交通機関などでの決済サービスを提供し、2千万人のアクティブユーザーがいた。アントとの提携後は、わずか4ヶ月でタッチアンドゴー電子ウォレットを打ち出し、決済、振替、携帯電話のチャージ、公共料金支払い、航空券購入など日常のさまざまなシーンでの応用が実現した。

現在、支付宝の海外オフライン決済が使える国・地域は40を超え、食事、エンターテインメント、移動交通などの海外企業数十万社が支付宝を導入した。また国際空港80ヶ所以上でリアルタイム税還付サービスを行っている。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年9月4日


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