上海市で第1陣となるEVタクシーが9月から続々と姿を現し、市内を走り始めている。上海のタクシー市場にEVが登場するのはこれが初めてとなる。中国新聞網が伝えた。
上海強生タクシー有限公司のマネージャー補佐の湯健氏は取材に対し、「このEVタクシーは約5時間半のスロー充電で100%充電し、40分ほどのクイック充電で80%まで充電できる。100%充電後の航続距離は260−270キロほどで、毎日の走行距離にほぼ相当する。当社は9月中旬よりEVタクシーを段階的に導入し、第1回中国国際輸入博覧会に定点サポートを提供する」と話した。
推算によると、1台のEVを1ヶ月使用することで、ガソリン1000リットル以上を節約でき、CO2排出量を3000キロ減らすことができる。EVのエネルギー消費効率はガソリン車より約2倍優れており、省エネ・排出効果が高い。
乗車スペースと後部トランクの容量が拡大したほか、スマート化も新型車の大きな見どころだ。湯氏によると、「栄威Ei5」はスマート音声アラーム、ブルートゥース通信などの補助設備を備えているほか、QRコード決済、ドライバー顔認証、安全能動観測・制御など新たな機能を追加している。またワンキー通報機能があり、ドライバーや乗客はトラブル発生時にすぐに救助を求めることができるという。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年9月5日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn