新学期1日目となった9月3日、北京市朝陽外国語学校の校門前では、心温まるような光景が見られた。それは校門をくぐろうとする生徒たちに向けて、両手に杖をついた1人の高齢女性が上体を少し傾け会釈をすると、生徒たちもそれに応えてお辞儀するという光景だ。
校門をくぐる生徒が増えてくると、高齢女性にお辞儀するための列ができるほど。一方の高齢女性は上体を傾けたままの状態で生徒たちを迎え入れていた。
この80代の高齢女性は同校の◆又明校長(◆は赤へんにおおざと)。ある保護者によると、生徒たちを出迎えるため、校長は朝の7時過ぎには校門に姿を現したのだという。保護者たちは校長のこの行動にとても感銘を受けており、「これこそ新学期最初の授業にほかならない」や「言葉以上に行動で伝えることが大事であり、伝承とはまさにこのこと」と称賛している。また、ネットユーザーからも「尊敬に値する校長先生」や「教育を自分の一生を事業としている真摯な姿勢が素晴らしい」といったコメントが寄せられている。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年9月6日
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