オゾン層破壊物質、中国が累計28万トン削減

中国生態環境部と国連環境計画は17日、2018年中国国際オゾン層保護デー大会を開いた。生態環境部の関係者は「たゆまぬ努力により、中国はオゾン層破壊物質（ODS）を累計で約28万トン削減し、発展途上国の過半数を占めた」と表明した。人民日報が伝えた。

同氏によると、中国は「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」を高度に重視し、真剣に履行している。各種措置を積極的に講じ、オゾン層保護の国際環境ガバナンス行動に力を入れ、大きな成果と効果を手にしている。同議定書への参加後、中国は国家オゾン層保護指導チームを発足し、各部門に履行を促した。国家ODS輸出入管理弁公室を設立し、ODSの輸出入を効果的に監督管理した。また、「ODS管理条例」を制定し、総量制御と割当管理制度を軸とし、ODSの生産・使用・輸出入の全過程の管理を実現した。そして業界淘汰モデルを採用し、化学工業の生産、家庭用エアコン、事業用エアコンなどの業界向けに31の業界計画を実施し、1000社以上を対象にODS淘汰・代替を展開した。

同氏によると、中国は履行中に発覚した各種違法行為を断固撲滅し、各国と緊密に協力し履行の成果を固め、議定書が定める目標の期日通りの実現を保証すると表明した。（編集YF）

「人民網日本語版」2018年9月18日