イノベーションに力を注げば中国経済の高い品質の発展に必要な中核的原動力を生み出すことができる。今追求されている経済構造のモデル転換・バージョンアップの狙いは、長期的に経済発展を制約してきた数量志向、規模志向から脱却することにある。だが極まれば衰退する「波に乗る新産業」を俯瞰すると、どれも似たような「経路」をたどることがわかる。イノベーションの名の下、資本の蓄積を通じて大規模化をはかる「規模志向」が引き続き追求の中心になっている。だが資本の火焔の中、錬磨を経た中核的技術やコアコンピタンスを備えた「成功者」は見たことがない。
よって一部の人がイノベーションの道で倒れて「犠牲」になるのは驚くに値しない。だが「海を泳いだブタ」がおぼれて死んだために波が止まってしまえば、「食べ物が喉に詰まって食事をしなくなる」ようなおかしなことになる。改革開放40周年の歴史的節目に立ってこれまでを振り返り、これからを展望するなら、いつも心にとどめるべきことは、よりよいメカニズムを創出してイノベーションのエネルギーを十分に発揮させることであり、これは中国が現代型経済強国に進むための必然的な選択肢でもある。
より強固な意志と信念で難問を解決し難関を克服し、重要技術の飛躍によって新興産業と現代型製造業を構築することにより、中国は近代化された経済強国への正しい道をひた走っている。イノベーションを誓い、起業を揺るぎなく進める人々には、無数のチャンスと「波」がこれからも訪れることになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月19日
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