世界公衆科学素養促進大会が北京市で開幕した。大会で発表された「中国公民科学素養建設報告書(2018年)」によると、国の重視と力強い取り組みにより、中国公民科学素養水準が大幅に向上した。科学素養を身につけた公民の比率は2010年の3.27%から2015年の6.20%に上昇し、2018年にはさらに8.47%に達した。中国公民科学素養水準はすでに急成長の段階に入っており、先進国との差を徐々に縮めている。北京晩報が伝えた。
地域別に見ると、2018年の水準が中国の2020年の発展目標(10%)を上回っている省・直轄市は、上海市、北京市、天津市、江蘇省、浙江省、広東省。うち上海市は21.88%で第1位、北京市は21.48%で第2位。
また報告書によると、中国の科学普及人材チームが大幅に拡大している。2016年の科学普及人員は185万2400人で、2006年比で22万8900人増加した。科学研究費が増加し、2016年の科学研究費調達額は151億9800万元(1元は約16.37円)と、2006年比で224.54%増加した。これらのデータから科学普及インフラが急速に整い、大衆メディア科学普及資源の増加が続いていることがみてとれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年9月19日
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