〇上海を楽しもう!卓越している国際的なムード
ギリシア人建築家のコン・ヒーさんは、上海で11年間生活している。彼の建築設計スタジオには、世界各地、さらには故郷のギリシャ・アテネからも、仕事の依頼が寄せられている。彼にとって、最も未練があるのは、郷里のヨーグルトとオリーブオイルの素晴らしい味だ。「10年前、私たちは遠くにあるスーパーまで車を走らせ、やっと手に入れることができたが、今では、輸入されたギリシャヨーグルトや蜂蜜は、あちこちの店で売られている」と彼は話した。
ヒーさんたちのように「故郷を想う胃袋」を満たす「グローバルな味」は、貿易の簡素化と税関の改革によるところが大きい。ニュージーランド産ミルクは、月曜日に搾乳された後、水曜日には消費者の食卓に並ぶ。カナダ産の海産物も、36時間以内に上海に「直送」される。外国人が集中している浦東新区では、数年前から、「チーズ指数」によって都市生活の国際化レベルを測ることが行われ、政府機能のさらなる強化やサービスの向上に一役買っている。
輸入博覧会の開幕が近づくにつれて、上海の各地に掲げられた英文標識も規範化が進んでいる。上海市観光客と上海市言語委員会は今年8月末、中国語・英語の専門家と提携し、上海の主要観光スポット、スターランクホテル、交通中枢スポットなどの公共スペースにおいて、中国語・英語規範文字運用特別大規模調査を実施し、道路標識や地下鉄案内版では、両言語による表示が行われるだけではなく、より規範化され、分かりやすい表示になった。上海ニューヨーク大学を卒業したローリックさんは、「小さなレストランでも、英語のメニューを用意しているところが増えた。また、料理の翻訳もかなり正確なものだ」と指摘した。
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