中共中央政治局は習近平総書記が議長を務めた10月31日の会議で、次のように現在の経済情勢を分析し、経済政策の方針を打ち出した。新華社が伝えた。
現在、経済運営は安定を維持しながら変化し、経済の下方圧力がある程度強まり、一部企業は経営上の困難が増し、長期間蓄積されたリスクがある程度露わになっている。これを非常に重視し、予見性を高め、速やかに対策を講じる。
現在の中国経済情勢は長期と短期、内部と外部の要因が共に作用した結果だ。中国経済は現在、急速な成長の段階から質の高い発展の段階へと変わり、外部環境にも深い変化が生じており、一部の政策はさらなる効果の発揮を待たねばならない。
経済運営に存在する突出した矛盾と問題を前に、「安定を維持しながら前進」という全体的政策基調を堅持し、新発展理念を堅持し、供給側構造改革を主軸として堅持し、改革開放の取り組みを強化し、主要な問題点をしっかりと押さえ、ターゲットを絞って解決する。自らの事をしっかりと行い、確固不動として質の高い発展を推進し、積極的な財政政策と穏健な金融政策をしっかりと実施し、雇用・金融・貿易・外資・投資・予想安定化の取り組みをしっかりと行い、外部経済環境の変化に効果的に対応し、落ち着いた経済運営を確保する。「2つのいささかも揺るがず」を堅持し、各種資本形態経済の共同発展を促進し、民営企業と中小企業の発展における困難の解決を研究する。資本市場改革をめぐり、制度整備を強化し、市場の活力を引き出し、資本市場の長期的で健全な発展を促進する。引き続き積極的に外資を導入し、在中外資系企業の合法的権益を保護する。
年末の各取り組みを着実に仕上げる必要がある。改革開放40周年祝賀行事と第1回中国国際輸入博覧会、冬季民生保障の各取り組みをしっかりと行う。特に大衆が暖かく冬を越せるようにし、出稼ぎ労働者の賃金が速やかに満額支払われるようにし、生産現場での事故防止措置をしっかりと押さえ、自然災害対策を強化し、社会の大局的安定を確保する。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月1日
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