3、4日の両日に北京市で開かれた2018第5回消化器内視鏡革新フェアの席上、解放軍総病院消化科主任の令狐恩強教授は「中国の消化器内視鏡技術はすでに、侵襲から無侵襲への突破を実現し、世界の先頭集団に入った」と話した。科技日報が伝えた。
中国の消化器内視鏡はスタートが遅れたが、力強い発展の勢いを示しており、すでにすべての臨床学科及び健康管理分野をカバーしている。中国の消化器内視鏡技術は2009年まで、海外と比べて明らかな差があった。しかし「トンネル技術」の開発以降、内視鏡技術が大幅に向上し、他国に先駆けるようになった。令狐氏のチームは内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を踏まえた上で消化器内視鏡トンネル技術を開発した。これにより中国の内視鏡技術は「低侵襲」から「超低侵襲」への飛躍を実現した。
令狐氏によると、安翰磁気制御カプセル胃カメラ技術は、正確な巡航電磁制御、多姿勢精密測位、光・磁気先進センサ、ズーム光電イメージング、クイック画像処理、高集積度ミクロ構造装置パッケージングなどの技術を一体化させている。早期胃がんの発見について、整った臨床研究根拠データと医療品質制御技術のマニュアルを持つ。また人工知能(AI)の融合により医師の診断ペースが20倍上がり、胃の病変の識別率が97%以上に達し、検査漏れを減らすことができる。令狐氏は「無侵襲」は人類の治療・医学の夢であり、無侵襲医療はスマート化超内視鏡時代を迎えることになると強調した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月5日
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