外交部(外務省)の陸慷報道官は1日の定例記者会見で「南沙(英語名スプラトリー)の島や礁で建設活動を行い、民事サービス機能を整備し、地域の国々に公共財と公益サービスを提供するのは、中国側にとって南中国海での島・礁建設を行ううえでの重要な初志だ」と述べた。
【記者】報道によると、中国側は最近南沙諸島の島や礁で島・礁海洋観測センター、気象観測ステーション、南沙国家環境・大気質監視ステーションなどの運用を開始した。これについて説明をいただけるか。
【陸報道官】このほど中国は南沙の島や礁で島・礁海洋観測センター、気象観測ステーション、南沙国家環境・大気質監視ステーションなどの運用を開始した。これらのプロジェクトは南沙の海洋、水文、気象、大気質を観測して、海洋警報・予報、津波警報、気象予報、大気質予報、防災・減災などのサービスを対外提供することを旨としている。
今年7月末に中国側の「南海救115」が南中国海の島・礁に進駐して、南中国海中・南部の捜索・救助部隊を効果的に強化し、南中国海の航行の安全を効果的に保障するとともに、すでに捜索・救助活動を行い、重要な役割を発揮してきた。
中国側が繰り返し強調しているように、南沙の島や礁で建設活動を行い、民事サービス機能を整備し、地域の国々に公共財と公益サービスを提供するのは、中国側にとって南中国海での島・礁建設を行ううえでの重要な初志であり、地域の国々と国際社会に対する厳粛な約束でもある。
中国側が今回運用を開始したプロジェクトは地域の国々にさらに多くの公益サービスを提供し、南中国海の航行の安全と沿岸国の人々の生産・生活を力強く保障することができる。中国側は責任ある大国として、引き続き実際の行動によって自らの義務と約束を実行し、南中国海地域の安全と人々の幸福のためにしかるべき貢献をする。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月2日
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