国家文物(文化財)局の劉玉珠・局長は、23日に開催された「第8回中国博物館および関連製品・技術博覧会」の開幕式において、「中国の博物館数は、過去40年で14倍増加し、すでに5千ヶ所を上回っている。このうち無料開放している博物館は全体の87.97%を占め、855ヶ所は、『国家一・二・三級博物館』に指定されている」とした。光明網が伝えた。
劉局長は、「異なる分野の博物館やテーマ博物館は百花繚乱の状態にあり、生態博物館やスマート博物館などの新型博物館も次々と誕生している。博物館建設に携わろうという社会の情熱は高まり続け、国有ではない民間博物館は、全国の博物館総数の3割近くを占めるまでとなった」とした。
そして、「中国の博物館体系はより健全化が進み、その質は向上し続け、文化が人々に与える影響はますます深化し、博物館が社会に溶け込む歩みは目に見えて加速している。2017年、全国の博物館では2万件以上の展示が行われ、専門テーマ別教育活動は20万回実施され、延べ9億7千万人が見学に訪れた。『国家宝藏(NATIONAL TREASURE)』や『如果国宝会説話(Every Treasure Tells a Story)』などの博物館を題材としたテレビ番組がお茶の間の話題をさらい、『インターネット+中国文明』行動計画は引き続き深化し、博物館はいまや国民のカルチャーライフにおいて欠かすことのできない重要な内容となっている」とした。
今回の博覧会は、「博物館―新たな旅・新たな道のり」をテーマとし、国家文物局の指導のもと、中国博物館協会と中国自然科学博物館が共催。過去の博覧会と比べ、今回は、規模がより大きく、海外からの参加度が高く、42ヶ国から約60人のゲストが出席し、博物館613ヶ所と企業が出展している。博覧会では文化財展示や文化講座、社会教育活動など12種類の大型公益イベントが行われた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年11月27日
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