習近平国家主席によるアルゼンチン国賓訪問とG20ブエノスアイレス・サミット出席を前に、中国の楊万明駐アルゼンチン大使がインタビューに応じ「習主席による今回の訪問は中国とアルゼンチンの包括的な戦略的パートナーシップのさらに踏み込んだ発展を力強く後押しする」と指摘した。新華社が伝えた。
楊大使は「習主席による今回の訪問は中国とアルゼンチン及び中南米との関係発展における重大な出来事であり、世界経済ガバナンスにも重要な影響を及ぼす」と指摘。
「近年、中国とアルゼンチン及び中南米諸国との関係は飛躍的に発展し、各分野の互恵・友好協力は実り豊かな成果を挙げ、中国と中南米、中国とアルゼンチンの親善は人々の心に深く浸透している」と述べた。
また「国交樹立から46年で、両国関係は目覚ましい発展を遂げた。訪問期間中、習主席はマクリ大統領と会談し、中国アルゼンチン関係の発展について新たな戦略計画を立て、実務協力を推進するとともに、関心を共有する国際・地域問題について踏み込んだ意見交換をする。双方は『一帯一路』の枠組での協力の一層の強化と実行、人類運命共同体の共同構築も積極的に議論する」と指摘。
「双方は共同声明も発表し、今後5年間の両国政府共同行動計画、及び経済・貿易、金融、公共の安全などの分野に関わる複数の協力協定に調印する。習主席による今回の訪問は、両国の今後の各分野での互恵協力強化のために新たな方向性を指し示すと信じる。これは必ずや両国関係発展における新たな一里塚となり、中国とアルゼンチンの包括的な戦略的パートナーシップのさらに踏み込んだ発展を力強く後押しし、両国及び両国民により良く幸福をもたらす」とした。
G20ブエノスアイレス・サミットについて、楊大使は「G20は国際経済協力の主要フォーラムだ。今年はちょうどG20サミットの発足から10周年にあたる。こうした中でのブエノスアイレス・サミットの開催には重要な意義がある。中国側はG20制度を非常に重視し、アルゼンチン側によるサミット開催の成功を断固として支持している」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月30日
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