同クラスの担任である鄭英先生は、生徒たちが連絡帳に書いたユニークなメッセージを毎日微信(WeChat)のモーメンツにアップしている。
鄭先生は、「毎日、授業1コマ分の時間を使って、生徒の連絡帳をチェックすることを日課としている。ユニークなメッセージを書くのは、社交的な性格の生徒だけだと思うかもしれないが、決してそうではなく、実は内気な性格の生徒が書いてくる場合が多い。成績の良い生徒はもちろんのこと、成績は普通レベルでもとても面白いことを書いてくる生徒もいる。教師と仲が良くなければ、生徒は心を開いて、気軽に冗談を書いたり、悩みを打ち明けたりはしてくれない」と笑顔で話す。
そして、「最初のうちは生徒も連絡帳に書く内容をそれほど重要視していなかったが、私が毎日おもしろいメッセージをチョイスしてモーメンツにアップするうちに、それを見た保護者から生徒に伝わるようになったことと、毎日連絡帳のメッセージに私が書く返事を読んで、生徒たちも次第に連絡帳の面白さを感じるようになってくれた」という。
鄭先生が最も理想としている教師と生徒の関係、それは孔子とその弟子のように互いに理解し合い、補い合う関係だとしており、「孔子は同行を望む弟子と共に各地に足を運び、食事を共にし、苦難や危機も共にした。そしてそうした暮らしの中で人々を学び導いた。一緒に暮らすと本性を隠すことはできない。なぜならちょっとしたことで、その人の個性や欠点が見えてしまうから」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年11月30日
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