中国税関総署が11月30日に発表した最新のデータによると、2018年10月には、中国の輸入段階での通関手続き全体にかかる時間が約50時間に短縮され、前年同期の約半分に縮まった。中国新聞社が伝えた。
中国は2021年をめどに輸入通関手続きの時間を17年の約97時間から48時間に短縮する計画だ。税関総署国家通関地管理弁公室の張広志室長は同日に北京で行われたブリーフィングで、「今年は輸入通関手続きの時間が大幅に短縮され、今後も引き続きこの勢いを確かなものにし、予定通り48時間まで短縮したい」と述べた。
税関総署のまとめたデータによると、中国の輸出入段階でチェックが必要な書類は以前の86種類から現在は46種類に減り、17年に比べて3分の1減少した。ネットワーク化できない4種類を除いて、残りの42種類についてはすべて「単一窓口」でのネットワーク化された一括チェックが可能で、外資系企業の手続きがより円滑になった。
公的機関の統計によれば、今年1〜10月には中国の輸入額が前年同期比15.5%増加し、増加率は同期の輸出の2倍に迫った。世界銀行がこのほど発表した報告では、中国のビジネス環境における「越境貿易」は、世界番付が97位から32位上昇して65位へと飛躍した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年12月2日
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