香港と大陸部の関係がますます緊密になり、人口流動政策もますます便利になっており、両地の男女が結婚する割合も大幅に増加している。香港女性と大陸部男性との婚姻件数は、現在増加の一途を辿っている。香港統計処のデータによると、2017年、「大陸部に嫁いだ香港女性」の数は2007年の2倍となった。「香港女性が大陸部に嫁ぐ」現象は、滅多にない珍しいことから、至って普通のことになりつつある。中国新聞網が伝えた。
〇 30年間で11倍増、「香港女性が大陸部に嫁ぐ」傾向は今後も増加
これまでは、「香港と大陸部との越境結婚」と聞けば、「香港男性」が「大陸部女性」を妻にすると考える人がほとんどだったが、数年前から、「香港女性」が「大陸部男性」に嫁ぐケースが増加の一途を辿っている。
香港統計処の統計データによると、1980年代、約20組の越境結婚カップルのうち、「香港女性と大陸部男性」の組みあわせは、わずか1組だった。1997年まで、この組み合わせの割合は10%にも満たなかった。しかし、2007年に入ると、この割合は「5組に1組」にまで上昇、さらに2016年には、3分の1に達した。
統計データによると、2016年、越境結婚カップルの数は2万2926組と、30年前に比べ約4割増加。また、大陸部男性に嫁ぐ香港女性の数は、1986年の675人から2016年には7626人に増え、増加幅は11倍を上回った。
香港地区のある婚活イベント企業の創業者は、「このような変化の背景のひとつとして、大陸部で働く香港女性が増えたことで、大陸部男性と知り合う機会が増えたことが挙げられる。このほか、大陸部の経済発展に伴い、大陸部男性の経済力が高まったことも要因となっている。『香港女性が大陸部男性に嫁ぐ』傾向は、今後続くと予想される」と分析している。
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