中国の非現金決済業務579億件で30％増加　第3四半期

中国人民銀行（中央銀行）が19日に発表したデータによると、今年第3四半期に全国で処理された非現金決済業務は579億8500万件に上り、前年同期比33.31％増加した。金額は925兆4600億元（1元は約16.2円）で同0.18％増加した。新華社が伝えた。

同行によると、第3四半期には全国の決済システムが安定的に運営され、社会資金の取引規模が拡大を続け、決済業務量が安定の中で増加した。銀行カード発行量が増加を続け、取引量も安定の中で増加した。

データによれば、第3四半期末現在の全国の銀行カードの有効発行枚数は73億8500万枚で、前期比2.75％増加した。カード1枚あたりの平均消費額は3256.02元で、前年同期比20.06％増加した。全国の一人あたり平均カード保有枚数は5.31枚、このうちクレジットカードの平均保有数は0.47枚だった。銀行カードの総与信額は14兆6900億元で前期比5.05％増加した。クレジットカードの支払期限から半年を超えた滞納額は880億9800万元で、前期比16.43％増加し、クレジットカード会社の債権残高に占める滞納額の割合は1.34％だった。

同行によると、第3四半期には、モバイル決済業務が速い成長傾向を維持し、銀行業金融機関が処理した電子決済業務は計452億3600万件に上り、金額は592兆4300億元だった。このうちオンライン決済業務は148億9300万件（同23.21％増）で495兆2400億元（同12.58％増）、モバイル決済業務は169億3500万元（同74.19％増）で65兆4800億元（同32.91％増）だった。

また同期の非銀行決済機関が処理したオンライン決済業務は1395億4300万件で同79.29％増加し、金額は52兆100億元で同33.42％増加した。非銀行決済機関のオンライン決済精算プラットフォームが処理した決済業務は336億5500万件で金額は12兆6800億元に上り、一日当たり平均は3億6600万件、1378億2200万元だった。（編集KS）

「人民網日本語版」2018年11月20日