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「観光+グルメ」で郷村部の振興発展を後押しする広州

人民網日本語版 2018年12月19日16:35

広州市第1回郷村グルメフェア・増城広東料理キッチンスタジオ開設式が、広東省広州市増城区正果鎮で行われた。広州市内11区の郷村の手作りグルメ約100種類が正果旧街に集結し、訪れた3万人以上の観光客がご当地グルメを味わった。今回の郷村美食フェアの開催期間は、14日から16日までの3日間だった。人民網が報じた。

〇郷村の振興発展のための新たなエネルギーとなる「観光+グルメ」

広州市第1回郷村グルメフェアの会場には、グルメゾーン、芸術料理展示ゾーン、企業誘致・観光PRゾーン、農業副産物展示・販売ゾーン、民俗・農耕文化展示ゾーンなど十種類のゾーンが設けられ、広州郷村伝統のグルメ文化を集中的にPRし、百種類以上の手作りで郷村ムード溢れるグルメが展示された。

グルメゾーンに設けられた約80ヶ所の出展ブースには、ワンタン、瀨粉(ビーフンの一種)、伝統的な砵仔糕(プディングケーキ)、里芋の蒸しパン、揚げ出し豆腐、糖不甩(お団子)、亀ゼリーなど、郷土色にあふれ、見た目や香り、味ともに素晴らしいグルメに、訪れた人々は、思わず涎を垂らしそうになる。農業副産物展示・販売ゾーンでは、正果薫製、正果醤油、正果ロール湯葉、遅菜心、黄塘頭菜など増城区の特色製品も、多くの観光客の注目を集めていた。民俗・農耕文化展示ゾーンでは、シャ族特有の工芸品や欖彫、竹細工、切り紙細工などに、訪れた人々は足を止めて見入っていた。

〇郷村振興のための新たなプラットフォームを提供する広東料理キッチンスタジオ

9月26日に広東省初の広東料理キッチンスタジオが従化でオープンしたのに続き、増城広東料理キッチンスタジオも、12月14日に正式オープンした。従化にオープンした広東料理キッチンスタジオは、技術を広め、人材を育成し、農村にまでトレーニングを広めることを重点にしている。一方、増城広東料理キッチンスタジオは、郷村グルメの伝承と普及と広東料理キッチンの技術伝承を重視している。

広東省で2番目となる広東料理キッチンスタジオが増城区正果鎮にオープンしたことについて、広州市観光局の担当者は、「正果鎮の飲食文化は、極めて奥が深く、食材の質も高く豊かである。同鎮出身の広東料理名人シェフも数多く、総合的に見て複数の分野で有利な条件を備えている。そのため2番目のキッチンスタジオを正果鎮にオープンし、それが増城区の郷村新興発展のための新たなプラットフォームとなることを望んでいる」とコメントした。

〇嶺南飲食文化の新たな「顔」となった「広東料理シェフ」

広州郷村グルメフェアのオープニングセレモニー会場において、広州市観光局、広州広播電視台と同局番組の「百味広州」の三方は、戦略協力協議合意書に署名した。広州広播電視台は、広東料理シェフの調理プロジェクトを全方位的に宣伝し、「百味広州」や「揾食珠江デルタ」などの人気番組を、広州飲食文化資源をPRし、広東料理シェフプロジェクトを推し進める上での重要なプラットフォームとして活用する方針。

広州市観光局の担当者は、「広州市は、今後も引き続き、『広東料理シェフ+観光』モデルを前向きに探索する」との方針を明かし、以下の具体的な措置を列挙した。

・都市・農村部労働者の市内での就職・起業を促進する。

・「広東料理シェフ+嶺南飲食文化」モデルの革新を推し進め、「広東料理シェフ」文化ブランドを形成し、嶺南飲食文化の国内外に対する影響力を高める。

・「広東料理シェフ+ターゲットをしぼった貧困支援」モデルの革新を進め、希望する貧困支援対象者に対する技能トレーニングによって「一芸に秀でた」技術を身に付けさせ、貧困脱却と豊かさの実現を目指し、就職・起業能力を強化し、独特の特色を持ち国内外に広く名を馳せる広東料理の調理技術を農民の起業・豊かさの実現のための強力な拠り所とし、より多くの郷村専門人材を創出する。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年12月19日

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