芝麻信用が高ポイントならカナダ観光で預金証明不要に

カナダ移民局が公式サイトでこのほど明らかにしたところによると、カナダを訪れる中国人観光客はアント・フィナンシャル傘下の第三者信用情報機関・芝麻信用に査証（ビザ）に関する報告を提出して、経済力や約束履行力を証明する方法を選択できるようになった。26日以降、芝麻ポイントが750ポイント以上ある人は、支付宝（アリペイ）のアプリケーションを開き、「芝麻信用」、「信用管理」、「芝麻査証方向」の順にクリックしていけば、このサービスを利用することができる。これまで中国国民がカナダのビザを申請する場合には、経済力を証明するために直近6ヶ月間の銀行普通預金口座の取引記録のコピーや、5万元（約82万円）以上の預金残高を連続して3ヶ月間保持している残高証明書などを用意しなければならなかった。「北京日報」が伝えた。

同局のアーメッド・フッセン局長は、「今年はカナダと中国の関係にとって重要な一年で、カナダ・中国観光年でもあり、また中国人観光客が増加を続ける年でもある。カナダ政府は2021年に中国人観光客を2倍にするとの目標を掲げており、この措置によって中国国民の査証申請プロセスがより便利になり、カナダの目標達成を助けることになる」と述べた。

同局のまとめたデータでは、中国は今やカナダにとって3番目のインバウンド観光客供給市場だ。現在、カナダで支付宝が利用できる商業施設は数千ヶ所を数え、レストラン、ホテル、観光地、交通機関など各分野と、トロント、バンクーバー、バンフ国立公園など多くの観光地をカバーしている。（編集KS）

「人民網日本語版」2018年11月28日