観光・レジャー産業は、澳門(マカオ)の支柱産業となっている。1999年から2012年まで、マカオを訪れた入境観光客は年平均10.3%のペースで増加してきた。2014年から現在に至るまで、市場規模は延べ3千万人以上を維持している。2017年のマカオ入境観光客は、前年比5.4%増、計延べ3261万人に達し、1999年比20倍増加した。マカオ日刊紙「澳門日報」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
2017年の統計データを分析した結果、「観光客の送り出し国の分布はよりバランスが取れつつあり、海外からの観光客が急増し、10%に近付いている」とし、「観光客の満足度は高水準を維持し、国際観光目的地としてのマカオの吸引力は高まり続けている」といった特徴を呈していることが明らかになった。
観光客の構造はより合理化し、宿泊を伴う観光客は9.9%増と、全体の52.9%を占め、日帰り観光客を上回った。宿泊を伴う観光客の平均滞在日数は2.1日まで増加し、ホテルの稼働率は平均86.9%に達し、澳門の観光地としての受け入れ能力とサービス水準は、市場からの認められるようになってきている。
観光消費はより活況を呈し、マカオを訪れる観光客の消費総額は16.4%増の613億2千万マカオ・パタカ(1マカオ・パタカは約13.8円)、観光客1人当たり消費額は10.5%増の1880マカオ・パタカに達した。
リゾート・レジャー目的のマカオ入境は、より普遍化しており、その割合は3.1%増の53.3%に達した。リゾート・レジャーを目的とする観光客の割合は上昇の一途を辿り、「世界観光レジャーの中心」というマカオのイメージは、徐々に確立されつつある。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月21日
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