中国社会科学院は今月25日、2018年度の「社会青書」を発表した。青書によると、大学生の約4割がネット有名人に注目しており、そのうち8%は「毎日」ネット有名人の最新情報をチェックしている。中国新聞網が伝えた。
ネット有名人の情報に注目している大学生が注目するネット有名人のジャンルとライブ配信のジャンルには共通点がある。大学生に最も人気のネット有名人のジャンルは、ゲームとメイクアップ。大学生の41.7%がゲーム系のネット有名人に注目し、31.6%がメイクアップ系のネット有名人に注目していた。
男女別に見ると、注目しているネット有名人のジャンルは明らかに異なる。ゲーム系のネット有名人に対する注目度は男子学生のほうが高く62.8%。一方の女子学生はメイクアップ系のネット有名人に夢中になっており、注目度は55.5%だった。
その他、スポーツ系やテクノロジー系のネット有名人も男子学生の間では人気で、それらに注目している男子学生は19%と16.2%だった。女子学生を見ると、メイクアップ系のネット有名人のほか、グルメ・料理系のネット有名人、ゲーム系のネット有名人、ショッピング系ネット有名人に対する注目度も高く、それぞれ38%、23.5%、23.2%だった。
青書によると、インターネットが発展するにつれて、青少年は一層早い段階でインターネットを利用し始めるようになっている。インターネットを利用し始める年齢で最も多いのは、「6—10歳」で、6割以上。5歳以下も1割以上となっている。
その他、約3割の青少年が、インターネット上で、「嘲笑や皮肉」、「暴言・侮辱」、「悪意ある画像・動く画像」、「言葉や文字での脅し」などの暴力・中傷に遭ったことがあると答えたことは注目に値する。
しかし、そのような暴力・中傷への対応の仕方で最も多いのは、「見なかったことにする。相手にしない」で、6割の青少年がその回答を選択した。「通報する」との回答は6.23%にとどまっていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月27日
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