春節(旧正月、今年は2月5日)が近づき、一年間必死に走り回ってきた宅配便の配達員たちもまもなくそれぞれの故郷を目指して帰省していくことになる。昨年、北京から河南に向かう宅配便の配達員専用帰省列車が初めて運行されたが、今年も阿里巴巴(アリババ)傘下の物流プラットフォーム企業・菜鳥と中国鉄道同局が提携して、配達員専用列車を運行し、配達員が帰省して家族と一緒に春節を迎えることができるようサポートすることが取材で明らかになった。今年は上海から安徽省に向かう配達員専用列車が今月30日に運行される。北京日報が報じた。
今年の配達員専用列車は高速鉄道の「G9402」号で、今月30日午後1時10分に、上海虹橋駅を出発し、合肥、六安を通過して、午後4時45分に終点の金寨に到着予定だ。同列車は菜鳥がチャーターし、申し込みでチケットを手に入れることができた配達員は無料で乗車することができる。配達員は、菜鳥傘下のアプリ「包裹侠」を通じて申し込みすることができる。身分証明書や所属している営業所などの個人情報を入力し、出発駅と到着駅を選ぶと、申し込みが完了する。そして、「争奪戦」を制してチケットを手に入れることができると、ショートメッセージか電話で知らされるという。
菜鳥によると、今回、上海から安徽省に向かう路線が選ばれたのは、中国の大手宅配便企業数社の本社が上海にあり、江蘇・浙江・上海エリアの中心であるため、宅配便やデリバリーの配達員も数万人いるためだという。統計によると、上海とその周辺地域の宅配便の配達員を見ると、安徽省出身の人が一番多く、春節に帰省する人の「主力」となりそうだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月16日
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