今月22日に公開予定となっている日本の感動の長編アニメーション映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」の中国語版主題歌である「勇敢者的告別」のミュージックビデオがこのほど発表された。同曲を歌っている歌姫・金◆岐(◆は王へんに文)の優しい歌声がほほえみと涙によって「人生における別れの歌」を歌いあげており、その抒情的なメロディーと心に響く歌詞に感動した多くのネットユーザーが、「1年で最も感動した主題歌」と絶賛している。環球網が伝えた。
抒情的な歌声は、女の子の繊細な気持ちを表現しているだけではなく、耽美的な歌詞によって、物語の背後にある強靭な力も示され、「愛と成長」というテーマが、主人公のマキアとエリアルの「出会いと別れ」という人生経験を通し、一貫して展開されている。ネットユーザーは、「歌声が心に響き、そのシーンは暖かいムードに包まれ、歌詞が心に浸みる」と絶賛、「年間で最も心に響いた映画主題歌だ」と讃えた。
〇映画のテーマ「出会いと別れ」が共鳴を呼ぶ 関心を呼ぶ女性個人の成長過程
長編アニメーション映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」は、「別れの一族」の少女マキアが一族滅亡という災難に見舞われたのち、人間の子供エリアルに偶然遭遇するという物語だ。外見はずっと少女のままであるマキアは、次第に大きく成長していく少年エリアルを育てる中、絶え間ない「別れと成長」が2人の一生を貫いて描かれている。童話のようなこの感動的な物語の背後で、孤独・出会い・成長・愛そして孤独についての深い探求が行われ、「他者を愛することから孤独が始まる」という、人類に共通した感情である優しさについても触れられている。もし、別離という結末が最初から分かっていたなら、あなたはそれでもこの出会いを選んだだろうか?あるネットユーザーは、しみじみと、「出会いは偶然だが、別れは必然だ。世界はこれほど大きいのだから、1回の出会いを大切にしなければならない」とコメントした。
このほか、主人公の女性マキアの個人的な成長と変貌ぶりも、極めて興味深い。争いで世の中が乱れている状況下で、マキアは世の中の出来事から疎かった少女から、責任感の強い母親へと変貌を遂げている。彼女の柔和な面持ちの影には、強靱な力に潜んでいる。人生につきものの別れという場面に直面したとき、最初は心を押しつぶされていた彼女が、最後には毅然と別れと向き合い、相手に「また会いましょう」と告げるまでに成長した。ネットユーザーは、「別れを経験するたびに、一段階成長している。女性は特にその成長が著しい」と投稿した。また、「マキアの背後に、往年の自分自身の影がピタリと重なった」という感想も寄せられた。成長と別れで構成されている影の核心には、観る人に沸き起こる共鳴を垣間見ることができる。
映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」は、22日に中国全国で公開される。また、17日の日曜日には、北京、成都、広州、杭州、上海、深セン、武漢、西安の8大都市で先行上映イベントも開催される。ぜひとも、あなたにとって最も大切な人と共に映画館に足を運び、「1年で最も涙を誘う映画」を存分に味わって欲しい。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年2月15日
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