春節(旧正月、今年は2月5日)後に新しい仕事を探す人が増える中国。オンラインツーオフライン(O2O)人材募集プラットフォームの香草招聘がこのほど発表した「2019年春節雇用報告」によると、今年は、「運営」、「販売」、「総務/秘書業務」が最も人気のポストとなっている。同報告によると、杭州、南京、成都、武漢などを代表とする新一線都市で就職する人が増加の一途をたどっている。北京で就職する人の希望月給は4980元以上(約81695円)で、都市別で2位となっている。北京晩報が報じた。
報告によると、「就職難と感じるか?」について、求職者の56.8%が「難しいが、なんとかなる」と答えた。「とても難しく、とても苦労している」との回答は25.5%、「難しくない」は12.1%、「とても簡単」は1.5%だった。ちなみに昨年の春節後の就職シーズンに、「とても難しく、とても苦労している」と答えた求職者の割合は30%以上だった。そのため、求職者の感じ方の変化は、企業の人材ニーズが改善しているほか、全体的な経済環境というもっと深い部分でも改善が見られることを反映していると言える。
地域の経済環境の改善や各地方政府が打ち出している一連の人材誘致政策の影響を受け、今年の春節後の就職シーズンは、求職者が新しい仕事を求める都市も一層多元化している。北京、上海、広州、深センという伝統的な一線都市の人気は低下する一方、杭州、南京、成都、武漢などを代表とする新一線都市の人気は高まっており、そこで就職先を求める求職者が増加している。
報告によると、新一線都市を、就職する理想の都市と見なしている求職者の割合は51.4%に達した。一方、北京、上海、広州、深センを代表とする一線都市をそう見なす求職者の割合は30.1%にとどまり、以下、二線都市15.9%、三線以下都市2.6%と続いた。しかし、給料を見ると、一線都市が依然として最上位。北京で就職する人の希望月給は4980元以上で、2位。トップは上海で5010元(約82188円)、3位は深センの4890元(約80219円)となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年2月20日
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