北京市の中関村で中国で初のAI触覚実験室設立

人民網日本語版 2019年05月09日14:21

コンピュータの視覚と聴覚により、AIロボットが人間と同じように物を見て、音を聞くことができるというAI触覚技術も今や到来している。英マンチェスター大学と北京他山科技が共同設立するAI触覚センサー共同実験室がこのほど、中関村(京西)AI科技園への入居を発表した。これは中国で初のAI静電容量方式タッチ実験室でもある。北京日報が伝えた。

他山科技の孫騰諶総経理は、「触覚がなければ人は傷つきやすく、その他の生物を傷つけやすい。ロボットに人類と全面的かつ緊密に接触させようとするならば、触覚センサーと電子スキンが必要だ」と述べた。

ポケットから硬貨を取り出し、指の上で鉛筆を回し、コップを手にし中に水があるかを即座に判断する。これらは人類にとってこれ以上ないほど簡単な動きだが、これができるロボットは現時点ではあまりない。これらの動きで最も重要な難題は、ロボットがまだ手にしていない能力、すなわち触覚となる。触覚技術はロボット技術がさらなる進展を実現する上での弱点となっている。

実験室の責任者によると、実験室が開発する静電容量方式タッチ技術と開発中の世界初のAI触覚チップをAIロボットの皮膚、特に手と足に応用することで、ロボットは人類に近い触覚(触り具合、滑らかさ、圧力、湿り気など)を手にする。そうすることで初めてサービスロボットが家族のような親密で世話をできるようになる。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年5月9日

  

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