2019年5月7日、江蘇省の太倉中集コンテナ製造有限公司のコンテナヤードで、色とりどりのコンテナが集まる姿は壮観だった。(画像提供:人民図片)
世界貿易機関(WTO)が発表したデータでは、2018年に中国は世界の輸出のうち12.8%のシェアを占め、輸入では10.8%を占め、グローバル貿易運営の「安定化装置」になった。現在の対外貿易発展の状況は引き続き厳しいものだが、中国の発展は引き続き重要な戦略的チャンスの時期にあり、対外貿易の安定発展には数々のプラス要因が備わる。中国には対外貿易の安定成長を保っていけるという自信がある。
中国の自信は絶えず向上する品質による利益からきている。現在、中国の対外貿易の輸出入はよりバランスがよくなり、地域の発展はより協調性が高まり、製品の構造はより最適化され、高付加価値の電気機械製品や設備製造製品の輸出が順調な増加傾向を保ち、国際市場での競争力が高まっている。1~4月には、電器製品・電子製品の輸出額が1兆3300億元に上り、同4.9%増加した。機械設備の輸出額は8905億6千万元で同3.9%増加した。
中国の自信は最適化を続けるビジネス環境からもきている。昨年以来、中国は減税と費用削減、通関地のビジネス環境最適化のための一連の政策・措置を打ち出し、貿易の円滑化レベルが目に見えて上昇した。18年に世界銀行はビジネス環境ランキングで中国の順位を一気に32位も引き上げ、そのうち越境貿易ランキングでも、32位も上昇し、前年の97位から65位となった。中国は薬品、自動車・自動車部品、日用消費財などの輸入関税を主体的に引き下げ、輸入の増加を効果的に促進した。