
5月27日、上海国際映画祭は公式微博(ウェイボー)アカウントで、今年の同映画祭で、上海美術映画製作所が製作した名作アニメーション映画「大暴れ孫悟空(原題:大鬧天宮)」の修復版が上映されることを明らかにした。最も初期の最も完全で、現時点で最もクオリティの高い修復版になるという。
今年3月18日、上海国際映画祭は、著名なポスターデザイナー・黄海がデザインした公式ポスターを発表した。そのポスターは、「大暴れ孫悟空」の名シーンにインスピレーションを得た内容となっており、好評を博し、多くの映画ファンから「大暴れ孫悟空を見たい」という声が上がった。
「大暴れ孫悟空」は、上編が1961年に、下編が64年に公開され、長さは合わせて114分だ。その後、84分のスリム版や2012年の挿入曲を変えた93分の3Dワイドスクリーン版が製作された。今回の上海国際映画祭で上映される「大暴れ孫悟空」は、上編と下編を一つにしたデジタル修復版となる。
同映画祭によると、「大暴れ孫悟空」の上・下編の修復作業は、西影数碼基地の修復部が行った。同社はこれまでにも、上海美術映画製作所から委託を受けて「大話西游」や「紅高粱」、「黒猫警長」などの修復作業を行ってきた。上海美術映画製作所は、「大暴れ孫悟空」の原版フィルムを提供し、西影数碼基地の修復部は、2Kスキャンで修復した。修復作業は2013年3月初めから約5ヶ月かけて行われたという。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年5月30日
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