王中林氏が華人科学者として初のアインシュタイン賞受賞

人民網日本語版 2019年06月17日12:47

中国科学院大学(国科大)は、「2019年度『アルベルト・アインシュタイン世界科学賞(アインシュタイン賞)』の受賞者がこのほど発表され、同校ナノサイエンス学院院長で中国科学院北京ナノエネルギー・システム研究所首席研究員の王中林氏がこの栄誉ある賞を受賞し、同賞を受賞した初の華人科学者となった」ことを明らかにした。北京青年報が伝えた。

アインシュタイン賞は、現代物理学の父とも呼ばれている科学者のアルベルト・アインシュタインの名に由来しており、世界の科学界において崇高なる栄誉を象徴している。同賞は1984年から、年1回発表されており、受賞者はただ1人に限られる。王中林氏は、ナノエネルギーと自動駆動システムの分野で先駆者的業績を打ち立てたことを評価され、受賞が決定した。アインシュタイン賞選考委員会は、同氏の研究業績を極めて高く評価し、ナノ発電機と自己供給型エネルギーシステムの研究分野で絶大なる影響力を備えたパイオニア的貢献を行い、人類が環境と生物システムからエネルギーを獲得する上で全く新たな技術を現実化したことを認めた。同時に、「この技術は、遠からず世界全体を変革させる可能性が高い」としている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年6月17日

  

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